アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

相変わらず虫は苦手

ずいぶんとご無沙汰してしまった。

いつの間にか夏の気候になっている。

最近私の部屋は30度を超えることが珍しくない。

夏といえば毎年厄介なことがある。

それは、うんざりするほど虫の駆除を行わなければならないことだ。

私のアパートの前は畑が広がっているので、暑くなれば虫が増えるのは当たり前なのだが、面倒なのは夜である。

彼らは照明のある部屋のドアに群がり、亭主の帰宅を妨害する。

しかもその畑を持っている地主がその年に畑を耕すか否かで、群がる虫も変わることが最近分かった。

私が大学1・3年のときは水田になっていたので大量のユスリカとカエルが、2年の時は休耕地になっていたので黒い塊のような虫がいた。

その後秋が深まり寒くなってくると、ドアの周辺はクモの巣の残骸と死骸でいっぱいになる。この時期は来ないほうがいいです。

ここまでは外の話だが、部屋の中ではGとの戦闘である。

大学1年の時は一匹も現れなかったが、一昨年には2匹、昨年は6~7匹も出てきた。

このままいくと今年は…

最悪だったのは一昨年、よりによって親が来たときに出現したことだ。

あれで引っ越す決心をすればよかったのに、結局4年も契約してしまい、今もこの部屋にいる。

入学当時なぜこのアパートを選んだか、それは簡単である。

景色がよかったから。

実際に窓からは榛名山が良く見えるのだが、当たり前の風景になってしまうと感動も薄れる。

今思えば「景色」なんていう基準で部屋を選ぶこと自体愚かだったと思う。それだけ都会色に染まっていたのかもしれない…