アルプススノー社編集部

中堅社会人が海外へ放浪するブログ

香港から口岸越えて深圳に行く(1・香港編)

4月下旬大型連休間近になり、テレビをつけると「ゴールデンウィークは節約志向で海外旅行より国内旅行で過ごすほうが多い」というニュースで持ちきりである。
ただコロナ禍までだったらまだしも、近年の国内旅行が節約志向?どこが・・・?という感じだ。

昨年痛感したがゴールデンウィークに国内を旅行しようとしても、宿や航空券が暴騰しており、割引も碌に使えず結局海外旅行と同じぐらいの費用を要してしまった。昔からの刷り込みに少しうんざりしていた。

前回の台湾でもう海外は当分いいかな…と思っていたが、そういうニュースを目にしていて、やはり海外への熱が疼いた。
最も手頃そうな香港方面行きのチケットを工面して出国することにした。
香港ディズニーランドには目もくれず、8年ぶりの香港市街を再履修する。

 

旅行期間:2025年5月3-6日

成田空港21:25→1:20香港空港 香港エクスプレスUO653

全然寝れず。香港エクスプレスはなんぼも払って乗る乗り物ではない。LCCの権化。
次は高くても普通のキャリアにしたい。

何も考えずイミグレーションを出ていったら全く空いているベンチがなく、深夜の空港を彷徨うことになった。
深夜1-2時着のフライトで香港空港で仮眠しようと思っている場合、たとえ預け荷物があっても降機してすぐに入国審査を受けず、制限エリア内のベンチで夜を明かすのが無難。
預け荷物は受け取りがなければ、レーン横に勝手に置かれている。
制限エリアの外に出てしまうと、とにかくベンチが空いていない。
大型連休だからかなのか?この辺は私の経験不足というか、予測が甘いのかもしれないけど。

香港空港をさまよう

辛うじて空いていた到着ロビーの隅の柱の陰の床に雑魚寝することになった。持参していたネックピローのおかげで予想以上に寝られた。

私の経験上、空港泊で一番辛いのは次のフライトが控えていて、その時間までに起きなきゃ…というプレッシャーなので、それが無い今回はまだ気が楽である。

6時半までホームレスのように寝ていたら警備員に叩き起こされた。

香港空港6:45→7:00東涌7:05→7:32香港(中環)

空港のバス案内を見ていて一番早く来た東涌行きに乗る。
二階建てバスは最前列に乗れば景色はいいが、いかんせん耐性がないため酔う。

東涌からMTRで市内へ。
MTR東涌線はとにかく速い。青衣までの19キロを14分で走る爆走ぶり。空港からの最安ルートでありながら所要時間も遜色ない。
空港鉄道との兼ね合いなのだろうが、路線図を見ているとなぜ東涌線が空港に乗り入れないのか不思議だ。
延伸計画があるらしいがそれでも空港には行かないらしい。

両替をし忘れて現金を全く持っていない状態だったが、Visaタッチだけで市内へ出られた。
大家樂というファーストフード店で休憩したあと、軽く中環観光。モーニングハンバーガー29元(500円ぐらい?)。中環の両替処で両替。

www.anywhereigo.net

中環→金鐘→銅鑼湾

金鐘駅でオクトパスカード(Union銀聯対応版)を購入。
このオクトパスカードは東鉄線の一部駅でしか販売されていない特殊カードで、T-Unionカード対応のため中国内地都市でも使用できるとされている。実際この後深圳で使えた。

オクトパスカード銀聯対応)

www.octopus.com.hk

香港に来ておきながら香港に泊まらないという旅程のため、毎度毎度のことながら持っているスーツケースを一度ロッカーに預けたい。
しかし香港という都市はテロ対策なのか絶望的なほどコインロッカーがない。
色々調べて分かったのは銅鑼湾駅近くの「タイムズスクエア」に無料のコインロッカーがあるという情報であった。

時間を合わせて開店直後の10時10分に来てみたが、すでに7割以上埋まっておりギリギリという有り様。
私の後には複数組の家族が利用しに来ていた。

香港タイムズ・スクエア

このタイムズスクエアという建物は初見殺しも甚だしいほど、地下鉄の銅鑼湾駅からコインロッカーがある3・4・8階に行くのが骨が折れる。
駅からタイムズスクエアへの連絡通路を出て、タイムズスクエアに入ったところで右に曲がるのがポイントらしい。徒歩15分ぐらいは見ておいた方がいいだろう。

 

私は香港は初めてではないが、調べてみると前回見忘れた場所が結構ある。
荷物を預け、ひとまず尖沙咀方面へ。オースティン駅近くにあるMTRグッズショップで軽く買い物。申し訳程度の商品しか無かったが、香港土産にはなる。金鐘駅の店は閉店したとのこと。

 

GOOD SATAY

海南チャーハンの美味しい店があるということで尖東駅近くのビルに入ってみる。
店がビルの奥まったところにあるので初見だと分かりにくいが何とかたどり着いた。
オクトパスカードでも払える。海南チャーハン72元。ご飯がてんこ盛りで平らげるのに時間かかった。

海南チャーハン


ブルース・リー像を見に行くため散歩。

ブルース・リー
尖沙咀埠頭→中環

ヴィクトリアハーバー



環物中心→銅鑼湾

環物中心というショッピングモールの下に屯しているフィリピン人は一体何なんだと思ったら、ヴィクトリア公園にもマレーシア人が大勢いた。出稼ぎか。国際色豊かというか。

中環駅

トラムで2階の座席に座ったら疲れで爆睡してしまった。
銅鑼湾止まりのトラムに乗って正解だった。この辺りから今までなんとかごまかしていた疲れが重くのしかかってきた。

ameblo.jp

銅鑼湾は午前中とは段違いの人出になっていた。
銅鑼湾では香港名物と言われる牛乳プリンを食ってみる。

冷たいのも選べたらしいが、間違えて熱々のプリンを頼んでしまった。80ドル(約1,500円)。
香港は物価が高くて、何日もいられる都市でなくなってしまっている。

銅鑼湾→金鐘→羅湖 東鉄線

大埔墟駅の香港鉄道博物館に行く予定だったが、金鐘が東鉄線の始発駅なことや体力も限界に近いので、素直にそのまま深圳に向かうことにした。
東鉄線は中国深圳の口岸である羅湖・落馬洲に通じる路線だ。

西九龍駅が開業する前は東鉄線が唯一の内地(深圳)連絡線だったため、大変な混雑だったらしい。
今も混んでいるが、金鐘は始発駅なので待てば座れる。
香港の宿が高すぎたため、同じ価格でも人権のある宿に泊まれる深圳に逃げる。

羅湖駅

上水で一度降りると運賃が安くなるらしいが、差はせいぜい100円程度なので気にせずそのまま進む。
羅湖で入境審査の列に並び、所要時間はトータルで20分ほど。思っていたよりもあっさり通過できた。
入国審査を終え、「深圳欢迎你」という赤文字のスクロールが視界に現れた瞬間、――ああ、また足を踏み入れてしまったな、という気分になる。
深圳に入った途端、それまで漂っていた多国籍な雰囲気は滅失し、暗い照明のなかで煌々ときらめく深圳駅が目の前にそびえ立っていた。
まさに、「いつものチャイナ」に戻ってきた、という感覚だった。

羅湖口岸(私が立っている場所の背後が深圳駅)

 

(つづく)