中国旧満州の主要都市哈爾濱(ハルビン)。
この街には真冬に開かれる「氷雪(冰雪)大世界」というイベントがあり、写真の美しさに見とれていた。札幌雪祭りを凌駕する規模のイベントであると聞き、コロナ禍前からから興味を持っていた。
しかし私は寒いのが苦手なうえ、当時直前に行った重慶の観光で苦労した印象が強く残り重い腰が上がらず、先延ばしにし続けていた。
しかし2023年(第二十五回)開催時にSNS等でこのイベントの注目度が急上昇したらしく、来訪数の大幅な増加を記録していると日本メディアでも取り上げられていた。
まずい、これ以上先延ばしにしていると手が届かなくなる。これがきっかけで行くことを決意。
この「冰雪大世界」を訪れる上の難しさは会期が気候により変動することで、直前にならないとオープン日が明かされなったり、サイレントでクローズすることがある点である。*1
実際は12月下旬にはオープンしていることが例年の傾向であることがわかり、ツアー客等がいないことを見込んで12月に賭けてみた。
中国のメディアは冰雪大世界について報じるものの「設営着々と進む」「不断の努力によってオブジェや滑り台が作られている」「建設は最終段階に入った」というような類の話ばかりで、全く開園日や会期に触れようとしない。
直前の12月18日になっても、12月中旬に開幕予定という情報しかなく、年末に開園しているのかが不明な状態で不安になっていた。
結局12月20日に、21日開園という正式報道が出て事なきを得た。
このイベントの入園料自体が高めなうえ(328元=約7,000円)、会期中は哈爾浜市内のホテルの価格が爆上がりするため、外国人としては行ったからには確実に抑えたい。
去年の幌延町(北海道)でひいひい言っているほど寒さの苦手な私が乗り切れるのであろうか。生きて帰ってくるということが目標だった。
■金谷15:57→16:10静岡空港18:50→21:05仁川空港23:19→23:27雲西 チェジュ航空
2024年12月現在は、ハルビンに直行しても短期滞在なら大丈夫。予約段階(2024年10月時点)では中国にはビザがないと観光入国できず、トランジットビザを適用させて入国するつもりだったから、韓国経由になっている。
大陸中国は11月下旬に、時限措置で30日以内ビザ不要となりコロナ前とほぼ同じ状況に回復した。2025年は再び堂々と中国観光ができるようになる(するとは言ってない)。
年末年始9連休目前ということで、成田羽田の航空券がとんでもない価格に跳ね上がっており、残っていたのがこの静岡空港発便だった。前から気になっていた空港なので、利用するいい機会と前向きに捉えることにした。

空港の最寄り駅は東海道線金谷駅でバスが出ている。もはや風前の灯火のはずのE217系を東京までの乗車で引き当てたりして、東京から2時間ほどで到着。
大井川鉄道に乗らないのに金谷まで来ているのは、変な感覚。静岡空港にはバスで15分ぐらいですぐ着く。

静岡空港の出国スタンプは、パスポートマニアとしては貴重なものだ。
静岡空港18:30→21:15仁川空港 チェジュ航空
チェジュ航空仁川行きは満席とのこと。この便が本日最後の静岡離陸便のため、空港内の店も併せて全て閉店した。
機材繰りの影響で40分ほど遅延して到着。さらに仁川で入国審査に1時間近くかかり、仁川空港鉄道の改札を通ったのは23時10分だった。今日の宿がある雲西に急いで向かう。

雲西というのは仁川空港から2駅目の街で、ソウル主要部と比べて安価なホテルが集積していて使い勝手がいい。
宿に着いたのは24時を回っていた。
重装備で来ているので空港内では暑くて汗をかいていたが、雲西の深夜は氷点下で寒く、早くも効果が発揮された。

床暖完備で、断熱がすばらしいマンションタイプの宿だった。こういう家に住みたい…
もっと長時間居たいところだったが、明日は早いため滞在はわずか6時間。
機内で2時間弱爆睡してしまったため、宿でなかなか寝付けず苦労した。
(つづく)
*1:
開園日の例年の傾向
2023年12月17日
2022年12月17日
2021年12月25日
2020年12月24日
2023年度は暖冬で会期を約一週間残して閉鎖されるという事態があった。確実に言えるのは、1月に行けば必ずオープンしているということぐらい。