2018/1/13
8時起床。灯台に行き、陽光差す波照間を味わう。
この日は全便通常運航だったので、留まるという選択肢もあり非常に悩んだが1便で戻る決断をした。
■波照間10:05→11:25石垣
宿オーナーから、酔いやすい体質なら乗船中に景色を見ようと思うな、船室真ん中の後ろあたりに座って目を瞑ってなさいという訓示を受けその通りにする。
到着後離島ターミナルから5分程歩き、栄福食堂でやぎ汁を食べる。なんだこの口に残る味は…すんなりと喉が受け付けてくれない。夕方まで臭みが口に残った。
■石垣港13:30→13:45竹富
波照間で圧倒的な景色を見たために、本島に戻ったはいいものの観光する気が失せてしまった。
波照間を去ったのは自分で決めた事なので悔いはないが、せっかくだからもう一つ離島を訪問してみようと思う。
日帰りできる島として前の日少しだけ考えていたのは黒島と竹富島だった。
前日に宿でどっちがいいでしょうかと聞くと、初めて八重山に来たんだから竹富島の沖縄らしい赤瓦屋根の家を見てくればと答えをもらっていた。その鶴の一声に従い竹富島へ行くことにした。
今回は波照間島しか目的がないのに、目的を達成したあとにまだ2日間も旅程が残っているのはちょっと社会人がつくる旅の計画ではないなと軽く反省する。
羽田からも石垣便はあるから、次回はそれで来よう。
竹富島に接岸すると駐車場に4社のレンタサイクルのクルマがあり従業員の人がクルマの横に立っている。どこに行っても金額に大差ないらしいなので、ポケモンの最初の3匹を選ぶときのように腹を決めてその方向へ歩いていかないといけない。
とりあえず適当な会社の車に乗り、事務所で自転車を借り観光マップを渡され一通り説明を受け出発。
■西桟橋 ★★★
インスタ映えしそう。桟橋の先端に立っている人は釣りをしていた。
■コンドイビーチ ★★★
夏はすごくたくさんの人が来るようだ。
■カイジ浜 ★★☆
海に入らないのに砂浜ばかり訪問するという行為はむなしさばかりが募る。
■西塔御嶽 ★★☆
政治学問の神様が祀ってあるところ。鳥居には「出征記念」と大きく彫ってあり、本州なら抹消されそうな歴史である。
住宅の全景を高台から撮りたかったのだが、そのようなところはなかった。観光地の一つである「なごみの塔」の上からかつては全体を見下ろすことができたらしいが、老朽化を理由に上がれなくなっていた。仕方ないので塔の横から写真を撮る。
水牛とすれ違い、最後に土産屋に立ち寄った。昨日3桁の値で購入した泡波が5000円で売られていて驚愕する。
うわぁ…この酒飾っておこうかな…持って帰って、どんなタイミングで飲めばいいんだろ…
竹富島は離島入門には最適の地だと思う。沖縄のきれいな海を見るために来たと思われる(偏見)カップルも多かった。
自分は先に波照間という異次元の島に行ってしまったので、少し物足りない感じは隠せなかったが、それでも赤瓦屋根をたくさん見られて沖縄に来たという気分に浸ることができた。
■竹富15:45→16:00石垣16:15→17:00川平公園17:20→18:05石垣
いろいろ悩んだけど、次回来るのがいつか決まっていない以上、石垣観光の超定番といわれる川平湾はとりあえず行っておこう。(ホント、初日に米原ヤシ林よりこっちに行っておくべきだった……)
バスの乗客10人。
ホントはグラスボートに乗りたかったのだが、バスのダイヤ上この復路便を逃すと19時発までないので断念。
川平公園バス停で降りた時にグラスボートの会社の従業員の人がバス停の横に立っていて「グラスボート5時の最終便乗る方いらっしゃいますか!」と声をかけていて内心すごく乗りたかったが泣く泣くそ知らぬふりをして展望台へ急いだ。「レンタカーだったら…」とこの旅で初めて思った瞬間だった。
湾にグラスボートが何隻も浮いている画は独特な風情を醸し出していた。これで人に聞かれたときに「石垣に行ったことあります!!」と即答できる。
松島と同じで風景美がある。写真がなくても人間が好む風景は変わらない。
川平湾が事実上、石垣最後の観光地になる。海を目に焼き付け展望台を去った。
帰りのバスを待っている客が全員一人旅。川平湾だけでなく石垣島は全体的に、一人で来ている人が意外と多かった。
市街地に帰り、ゲストハウス2泊目。
あまり真面目に見たことのなかったジブリのナウシカを真剣に皆で鑑賞し、香港から来た子に明日の計画の手助けをしたりして、気づいたら深夜1時を回っていた。
しかし英語、喋れなくなったなほんと…