アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

初めての中国(3)[黄土店から万里の長城]

2017/9/17

 

今日は、八達嶺長城万里の長城)に行くことにする。

 

八達嶺長城はバスか鉄道で行くことができる。

本来は北京北駅発着なのだが、張家口高速鉄道の工事が始まったため、2017年現在は北京北駅は休止となっており、地下鉄霍営駅近くの黄土店駅から「S2線」という路線の快速列車に乗ることになっている。

 

霍営駅で降りると、案内表示がたくさんあるので、それに従って歩いていれば確実に着く。

13号線は地下鉄ながら、ほとんど地上ばかり走っていた。イメージとしては板橋の三田線に近い。私は北京駅から2号線と13号線で行きましたが、東直門の乗り換えはかなり距離があります。注意すべし(馬喰町から東日本橋ぐらい)

まあこの後も幾つも乗り換えをしたが、いま振り返ると距離の遠さは別にここだけではなかった。全体的に日本のようにコンパクトな乗り換えができる駅は少ない。

黄土店駅は市政カードが使えるという情報を耳にしていたのに、行ったら自動改札機は使用停止中で使えず、窓口で6元手渡して乗車券を買う(帰路はカードが使えた)。手荷物検査を経て、8時11分発の沙城行の列に並ぶ。

それにしても6元っていうのも…上野から100円で高崎線の本庄まで乗ってるようなものだ。

 

車両の愛称(?)は「和諧長城号」。限りなく外観が電車に近い客車列車。1~2時間に1本。

 

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8両編成。改札が始まると人民が走る走る。いや人数からしても座れるだろ…と思いながら後を歩きながらついていく。

車内は満席で、とにかくうるさい。

中国人の特徴として、どこでも大声でしゃべるし、電車でも足を組んで通話しまくり、信号は赤でも行けたら突っ込む。

店員は業務中でもスマホをいじりまくる。

聞きたいことがあれば並んでる列なんか関係なく窓口で聞く。

電車では一応「降りる客が先」は守るが、降りる客がもたもたしていると乗り込む。

まあ高齢者にはすぐさま席を譲るなど、日本が見習うべきところもある。この旅で何回も地下鉄に乗ったが、本当に躊躇なく譲る。何度もそんな光景を見た。

自分にとって合理的な選択を常に選び続けるのが中国人といえる。

 

うるさいのだけは最後まで慣れなかったが、私自身は国内世論がマナーついて少しうるさすぎると思っているので、眼前にあるこの社会はかえって清々しくもある。

高齢化社会ではなかなか困難と思うが、とにかく日本人はもっとアジアに旅行して現場を見たほうがいい。

 

結局ほぼ満席で黄土店を出発した。

 

車窓からはいくつも同じビルが建っているのが見える。中国ならでは。

9時20分八達嶺駅着。

 

八達嶺駅から長城入口まで15分ほど歩いて、空いていた男坂を登った。

 

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評判通りの絶景。明国の財力を見せつけられる。まあ、こういう一大名所は何人かで来たほうがいい。

万里の長城では日本人含め海外観光客はたくさんいたが、列車に乗る外国人は往復ともにほとんど見かけなかった。物好き情報が少ないせいか?

 

あらかじめネットで調べておいた11時57分発の黄土店行で帰るため、駅に戻ると、異様なほど人が少ない。

んー??? 不審に思い駅の時刻表を見る。

あれ?11時16分発になってんじゃん…

この春に改正されていた。皆さん、八達嶺駅に降りたら帰りの電車の時間をきちんと確認しましょう。

海外でインターネットの時刻表を鵜呑みにしてはいけない。

 

次の13時40分発で黄土店に戻った。

延慶始発でそこそこ乗っているところに大量に乗車したため座れず。デッキで黄土店まで過ごした。

水曜どうでしょう「サイコロ4」特急サンダーバードの大泉さんと同じような体勢。

 

先述の凡ミスで時間がだいぶ押してるのだが、滅多に来れない都市なので体が壊れない程度に行ける場所は全部回る。

どこに行くか悩んだが、「円明園」の遺跡が見応えありそうなので行ってみることにする。

 

番号の若い地下鉄はどれも混んでいて、乗り心地も良くないのは日本と一緒。

知春路駅で10号線に乗り換えるとき、乗り換え通路を警察に遮断され、人民証の抜き打ち検査があった。パスポートを見せると外国人は興味ない感じで通された。人民はホントに管理されてるんだぁと思った瞬間。

なお10号線は名城線の倍の距離はあろうかという巨大環状路線だ。

北京地下鉄は19号線まで開業させる計画らしい。(2017年現在は、15号線まで開業済み)

日本の鉄道開業なんて今後たかが知れているし、一年の間に何本も鉄道が開業し日進月歩の姿を見られる中国はやはりおもしろい。

 

円明園駅の出口に「宣武門と西単で他線に乗り換えできます」というのを男女のキスで表現した広告があった。

写真を撮らなかったためお伝えできないが、こんなん日本にあったら、すぐ不謹慎と言われそうだ。日本でもこの類の広告を増やせば出生率が上がるんじゃないか、としょうもないことを考えていた。

 

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円明園の園内は他の観光地に漏れず広い。

アロー戦争の遺跡がある「西洋楼遺趾区」は駅から1キロ以上ある。

頤和園円明園の至近にあるが、よほど体力がなければ両方なんて回れたもんじゃない。

でも、ここが滞在中で一番艶やかな風景だった。

 

 

ネット対策で借りたWi-FiVPNがろくにつながらないので、「百度地図」を見ながら散策。

成田でVPNWi-Fiを借りたのは正解だったが、繋がらない場所も多く、まともに使えたのはホテルぐらいだった。現地のWi-Fiもところどころで活用したが、Yahoo!○○というアプリは軒並み使えないのに、FC2ブログは現地でもつながるなど、どこを境界にしているのか掴めないままだった。

 

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円明園を一通り見終えて、最後に南鑼鼓港に寄った。

ここは原宿みたいな若者の街らしい。確かにそんな感じがした。地下鉄が2路線あるが、駅ができたのはつい5年前という。

胡同(狭い路地)が見たいのであれば、ここに来ればたくさん見て回れる。

 

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私は宿が胡同の中にあるので、別にここで見る必要はないと思い土産街を少し見てさっさと引き上げた。

面総面というファーストフード店で麺を食って帰宅。

この店は一人でも入りやすいのでとてもおすすめです。

 

19時40分、ホテル帰着。