アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

四国全県制覇(2)

■松山6:04→北宇和島9:41 [913D]

 

八幡浜にて

 

キハ185+54+32の4両編成。ほとんど回送同然の扱い。

伊予大洲までは多少学生が乗っていた。しかし八幡浜に着くと4両合わせて5人程度しか乗っていないというありさまになってしまった。

 

停車時間の長い駅が多いので外で休憩しようとすると、車掌にあまり人は撮らないようにと釘を刺される。

権利の問題だからとか言われたが、旅先でそんなことを言われたのは初めて。四国は違う。

 

北宇和島9:42→江川崎10:45 [4818D]

 

宇和島城を観に行くか、四万十川沈下橋を観に行くか、かなり悩んだが、結局後者を選んだ。

 

最近海洋堂という会社が四万十川の近くにホビー館を開設したらしい。

その宣伝のためか、予土線には「海洋堂ホビートレイン」という派手な車両が走っている。乗ったのはこれだった。

 

海洋堂ホビートレイン(江川崎)

 

江川崎では駅の観光案内所でレンタサイクルを借りる予定だったが、なんと臨時休業。

こんな駅に取り残されてどうしようか途方に暮れたが、駅から離れたところにあるカヌー館に電話したら送迎してくれた。

 

1時間しか借りないと言ったら、意外な顔をされた。

このあたりでは、長時間レンタサイクルを借りるのが普通らしい。

 

カヌー館から手軽に行けるということで、長生沈下橋と中半家沈下橋を紹介される。

 

中半家沈下橋

 

普段自転車で通っているのにかなり疲れた。体力の低下を感じる。

 

■江川崎12:40→窪川13:51 [4820D]

 

「清流しまんと2号」に乗車。古参のトロッコということでこの列車には期待していた。

案の定、すごい揺れ。トロッコ列車だから当たり前だが、それを支える予土線の線路状態もかなり影響しているといってよいと思う。

友人曰く「アトラクションに乗っているような気分」。

 

四万十川(十川~土佐大正)

 

絶景に酔う。水曜どうでしょうで「気をつけないと絶景しかなくなるんだぞぉ、この国はーだ」と大泉さんが言っていたのはまさに本当だった。

 

窪川15:00→円行寺口17:23 [4750D]

 

窪川駅

 

「道の駅アグリくぼかわ」という場所で昼食を取ろうと画策するが、レンタサイクルが見つからなかったのとあまりに時間が足りなかったので、駅前食堂に入る。

 

窪川は四国の果てまで来たという気分にさせてくれる、いい町だった。

 

 

今日の宿は高知ユースホステル

ここのオーナーはとにかく酒に詳しい。

夜に開かれた利き酒教室は、日本酒を嗜み続け、2時間近くに及んだ。

自分もビールやチューハイばかり飲んでいては真の大人になれないと感じた夜だった。

 

 

 

 

(その3へつづく)