アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

東北ローカル線の旅 [2] (秋田)

きょうの午前中は由利高原鉄道に乗り、延々と秋田県を北上し、午後は鷹巣から秋田内陸線に乗って、田沢湖線奥羽線北上線と乗り継いでいく。

 

これだけ乗っていながら、ほぼ一日中秋田県にいることになる。まさに乗り鉄冥利に尽きる。

 

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由利高原鉄道の終点・矢島まで行き、折り返してくる途中から雲行きが急に怪しくなってきた。羽後本荘に着くと周りが真っ白な景色に。

 

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羽後本荘からの普通秋田行は、強風の影響で30分近く遅れて秋田に到着。

まあ鷹ノ巣での乗り継ぎ時間は十分とってあるし、これぐらいは許容範囲だろう。そう余裕のポーズをとっていたが、これだけでは済まされなかった。

八郎潟駅のポイント故障で、乗り継ぐはずの11:10発大館行きが秋田を発車したのは12:12。

いぜんとして雪はこんこんと降り続き、このままで本数の少ない内陸線の列車に間に合うか、不安がよぎる。

 

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鷹ノ巣には13:58に到着。14:01発の急行もりよし号になんとか間に合った。まったく奥羽線には観光の時間をつぶされ、さんざんやきもきさせられた。

 

もりよし号はさらに雪深い秋田の山中をゆく。

車窓はもちろん、車内販売の比内地鶏プリンも美味かったが、何よりも途中で大仙市のボランティアが観光案内をしてくれたり、終着角館の駅員さんも気持よく挨拶してくれて、内陸線にかける人たちの意気込みを感じた。

応援したいと久々に思わせる路線だった。

 

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角館から乗り換えた田沢湖線はほとんど新幹線「こまち」しか走らない路線だが、わずかに普通列車もある。

 

ほぼ全員が東京もしくは秋田行きの「こまち」へ乗り換えた。内陸線からこの大曲行き普通に乗り換えたのは我々だけ。

いくらなんでも客が少なすぎる。

 

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大曲から横手へ出る奥羽線も遅れ、乗り継ぎの関係で30分で「横手やきそば」を食べなければならないというミッションを科せられることに。

 

あっという間に食べてしまい店主には申し訳なかったが、さすがB-1グランプリの常連の名に恥じない味であった。

 

 

このあとはほっとゆだ温泉に寄って、北上で泊まりました。

 

ところが途中で踏切事故があってほっとゆだ-柳原間はタクシー代行となり、あいにく未乗となってしまいました(泣)

こんなこと去年もあったような・・・