アルプススノー社編集部

移動旅行、ときどき海外

滝見と海鮮を楽しむ旅

鉄道の日きっぷ」を使い切るために、友人と日帰りで茨城を中心に周ってきました。

 

 

高崎問屋町529→721小山733→859水戸922→1031袋田1229→1441郡山1510→1641いわき1653→1702湯本1924→2044水戸2048→2253上野2307→059高崎問屋町

 

 

今まで自分が催行してきた日帰り旅行(夜行利用なし)の中では、おそらく最長所要時間の旅行ではないかと思います。

その時間たるや、19時間半!

 

 

 

 

眠い目をこすりながら、両毛線初電の黒磯ゆきに乗車。桐生から通勤電車の雰囲気になり、小山で水戸線に乗り換え。

両毛線はともかく水戸線ロングシートが延々と連なる車両しか来ない、旅行客泣かせの路線です。まあ今回は一人旅ではないので、水戸までずっと雑談にふけってましたが。

 

水戸からは水郡線。これでこの路線は5回目になります。

休日はそこそこ混んでいた印象があるのですが、今日は平日ということもあってガラガラ。

「エンジントラブルのため、本日この列車は常陸大子で全車両交換となります」という案内が頻繁に流れます。“乗り換え”と言えばいいのにね…

 

ここでこの旅最初の目的地「袋田の滝」を見に行くべく、袋田駅で下車。

駅前でこの列車を待っていた「滝本」ゆきのバスにそそくさと乗り込みます。

 

袋田の滝はトンネルの中にエレベーターがあって高台まで上れたり、奥久慈の観光地として力を入れているのが伝わってきました。

まあ悔いをあえて挙げるとしたら、鮎の塩焼きが食えなかったことかな…

 

 

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袋田からは郡山へ再び北上。

気になったのでこのエリアの放射線量を調べましたが、これから通る郡山市いわき市はあんまり大した量ではなさそうなので安心。

13時を回ったあたりから学生が頻繁に乗り降りしてきました。ここに限らずいつも列車旅で思うことですが、彼らはホントに学校に行っているのだろうか。確かに午前授業などいろいろな理由は考えられるとしても、少し早すぎやしないか。

高校時代は毎日少なくとも15時まで学校にいた自分からすると、こんなに早い時間に下校するのが不思議でしょうがない。

 

郡山で磐越東線に乗り換え。この路線に乗るのは正直僕の独断です(笑)

1日に数本しかない「いわき行き」は2両編成で、そこそこの客が乗っていましたが、ほとんどが小野新町(小野町)までの駅で降りてしまいました。

個人的には無人駅である江田駅に、JR東日本おなじみの「お知らせ」(電光掲示板)が野ざらしで取り付けられているのを見て仰天!

 

 

いわきは学生の街。

この旅で見る限りそうとしか思えないぐらい、常磐線の列車には学生、学生、学生・・・

福島県の交通事情の一端を見たような気がしました。ここまで来ると首都圏の感覚とは違った「常磐線」の顔が見られると思います。

 

湯本までの車内はカメムシとのバトル。

 

17時過ぎに湯本駅に到着。ここで、この旅初めてまともな食事をとります。右往左往した挙句、「海幸」という居酒屋に入りました。

昼しか定食はやっていないだろうと踏んでこの店は外しておいたのですが、夜もメニューが変わらないことを知り歓喜!!

刺身定食を存分に堪能し、その後やや向かいにある「みゆきの湯」に入って、帰りました。

湯本駅で降りる際にはぜひオススメしたい、居酒屋と温泉のコンビです。

 

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今回は所要時間こそ長かったものの、理想的な日帰りの行程が組めたのではないかと、我ながら自負しています。企画したのが前日なのにここまでうまくいくとは…